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小雨降る広場にて

今日は一日雑用仕事だった。基本的に買い出し。
鋼を仕入れて、炭の注文をして、摩耗した道具を買い換えようと店を回って。
で、最後に夕飯の材料を買おうと広場に立ち寄った時だった。

一人の小さな女の子がベンチに座っていた。
どことなく、心ここにあらずというか、朦朧としているというか。
傘も差さずに雨に濡れていたから、声をかけた。

印象は、儚い感じ。あと、「うすい」感じ。
声色もそうだし、全体的なオーラが、何よりも。

どうやら具合が悪いわけでも、なにか良くないことがあるわけでも無く、
ただ雨に打たれていたらしい。
気持ちは分からなくも無いけど、風邪をひかないか心配だ。
無事に帰れただろうか。

そう言えば彼女の背中には、椿の花が咲いていた。
あれはどうやら彼女自身から生えている様だった。
エルフでも、あまり見ない体質だ。
もし、もし彼女にまた会って、タイミングがあればそれについも聞いてみたい。


女の子と話している途中に、一人の女性が話しに加わった。
あの人の話し方は、正直上手かったと思う。
俺はどうにも、あの女の子みたいにリアクションの小さな人を相手にするのは苦手だ。
直さなければならないとは思うけど、どうしたら良いのか分からない。
特に初対面だと、どの程度踏み込むべきか、それが測りにくい気がする。

しばらく話していると、女の子の話の間が、何となく分かった気がした。
今度は、もう少し上手く話せる……と、いいなぁ。



あの姉さん、「何も言わずに隣を歩いて、傘を差すのが男の役割だ」と言っていたけど。
……俺には無理だ!
それこそ下手打てば自警団へやっかいになることになる。
だけど、送ってあげたかったのも事実。
親切とお節介の境界は、見切るのは難しいなぁ。



・出会い
(椿姫)、(フレイア)
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