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曇りがちの教会の広場で

今日はちょっとした用事で教会へと足を運んだ。
というのも、怪我で神父さんにお世話になったお返しを持って行こうとしたからだ。
天気はさほど良くはなかったけど、坂道を上がってくると流石に暑かった。
そろそろ初夏の陽気になってきたように思う。
もうしばらくしたら、鍛冶屋にはしんどい季節になるなぁ。

そんな事を考えつつ、広場へとさしかかったところで、一人の女の子がベンチに座っているのを見つけた。
まだ10歳とちょっとくらいに見えたから、てっきり礼拝に来た人の子供かと思ったけど、
実際は教会に勤める墓守さんだった。

正直物凄く面食らった。
聞けば、名前をゼムアートというらしい。
墓守人のゼムアート。名前は聞いた事がある。この地で代々墓守をしている家系だ。
流石に詳しくは知らなかったから、こんな小さな子が当主だとは全く思いもしなかった。

………。
あの歳で、当主。色々複雑だな、と思う。
本来ならあの位の子は、友達と遊んで、馬鹿な事をして、親に怒られて……。
そういうことをやるべき年齢なんだと思う。
俺自身もそうだったし……。
でも彼女はそれを知らないし、現状に疑問を持っているようにも見えなかった。
それが当然、と言った印象だった。

でも俺は、やっぱりこのままじゃいけないと思う。
もし俺が少しでも役に立てるとするなら、遊びに誘う事だろう。
また会う時までに、なにか激しい運動を伴わない遊びを考えておこうと思う。

そう言えば神父さんは、今総本山に戻っていて居ないらしい。
タイミングが悪いが、居ないんじゃ仕方が無いから、持ってきたお菓子は食べてしまう事にした。


ゼムアートと話している最中に、オーラス君がやってきた。
彼は……、何しに来たんだったかな?
忘れてしまったがしかし、一緒に神父さんに持ってきた羊羹を食べたのは覚えている。
なにやらやたら警戒していたみたいで、なかなかぱくっと食べてくれなかったのが心残りだ。
でも、少しずつ囓る様子もハムスターに似ていてちょっと面白かった。
彼もなかなか、感情を表に出さないなぁ、と思う。
まだ警戒されているのだろうか。
もしゼムアートと遊ぶ事があったら、彼も誘ってみようか。
二人よりは三人、三人より四人の方が面白いに決まっている。

そうなると何で遊ぶのか、とても悩む。
しばらく考えてみようか。


・出会い
ゼムアート、オーラス
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