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曇り空の販売店にて

今日はお客さんも居なくて今だから、昼まで販売店で治癒魔法の勉強をしていた。
勉強を始めて随分経つが、一向に上達しない。やっぱり属性魔法への不和が原因になってるらしい。何か根本的に、方法を変える必要があるのかも知れない。

なんて思っていたら可憐が来た。
紅茶を振る舞って、ちょっとした身の上話を聞いた。
東洋と西洋の技術の合わさった、未開の地。それはどんなところなのだろうか。この街から出た事の無い俺にとっては、なかなか気になる話だ。
しかし、話の内容はそんなに軽い話じゃ無かった。故郷を出た原因、名前の話……。
でも可憐自身はそんなに気にしてる様子じゃ無かった。
俺と話せる事が家での「報酬」だと。
そんなに俺には価値は無いと思うけど、そう思ってもらえるのは有り難い限りだ。

……。
球技とか、たまにはやってみようかなぁ。


可憐と話していると、白い毛と綺麗な蒼の目をした獣人さんが来た。ファルベリアという、師匠が以前に言っていた人だ。一目見てぴんと来たけど、合ってて良かった。
ファルベリアとは、刃物についての話をした。
人を殺す刃に対して、作り手が思う事。切れ味のみのナイフと、強度のみのナイフ。
それに対しての回答は、ある意味では矛盾しているのかも知れない。殺しては欲しくない。でも、切れないのは嫌だ。要約すればそれが俺の回答。
でも、嘘は1つも言っていない。殺傷力を持たなければそれは武器で無く、そして俺は見習いでも鍛冶屋で武器屋だ。それなら、切れないものを、殺傷力の無い物を売るわけにはいかない。

きっと、殺して欲しくない、だから切れないようにする、っていうのは思考の停止なんだと俺は思う。切れ味殺傷力を持ちながらも、持ち手に振るわせないだけの「力」を持った武器こそが、最高の武器なんだ、と。
そんな武器があるのかなんて全く分からない。でも目指す価値はあると思う。
作られる刃は自分の子供。それなら、作られる刃物が良いものになるか、悪いものになるか、それも結局は作り手の技量に左右される。

精進しないといけないな。
まだまだ今の俺では、「振るわせない」レベルに到達はできないのだから。



(以下、小さくメモが)
風呂に入っていてふと思った。治療って、何も薬を飲んだりつけたりして治すだけじゃ無いよな。皮膚を縫ったり、絆創膏を貼るのだって治療だ。
となると、俺の召喚魔法で「生物的な」絆創膏を貼れば良いんじゃないのか?
つまりは、人に動物の皮膚をくっつけて傷を擬似的に治すこと。
普通は相性の問題があるって言うけど、召喚魔法でやったらこれってできるのか?
となると必要なのは部分召喚の知識と生物学の……。
確か生物学と言えば、学院で一回だけ会った蛙の先生が……。

……。
今度、時間がある時に学院を訪ねてみようと思う。


・出会い
可憐 ファルベリア
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