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過去のこと2

これも過去のこと。

これは確か七草粥を作る前日だから、一月六日だったはずだ。
師匠からの指示で、七草を買って帰る途中のことだ。
カブとダイコンがあんまりにも立派で重かったから、休むところを探していて――。
で、女の子と教会の人らしき男が座っているベンチで休んだんだ。

男は七草については知らなかったみたいだが、女の子は知っていた。
旅をしていて、食べたことがあるらしい。
この街から出たことのない俺にとっては、旅人ってのはちょっと羨ましい。
井の中の蛙ってやつだな。

ちょっと凹んだ。

初めはそんな会話だったが、だんだん不穏な方向へ。
彼女、リコスちゃんは、エムプーサに憑かれていると。
エムプーサ、つまり夢魔。帰ってから調べたが、本来は男に憑く悪魔だ。
なぜ彼女に憑いたのかは分からないが、悪夢を見て眠れない、と。

どうやら引き剥がすための協力者は居るらしい。
俺も手伝うべきなのだろうか。
顔を見て、名前を聞いて、話をした以上は力にはなってあげたいけど……。

.....
俺に何ができるだろうか。





夢の中に居る悪魔を切る刀。
その存在は、確か以前師匠が話していた。
それがあれば力になれるかもしれない。
手に入らなくても、多少の参考になるかもしれない。

名前は……何だったか。

帰ったら師匠に聞いてみようと思う。

・出会い
リコス 眼鏡の男【セルジュ・バルニエ】
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