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吹雪の昼

(寒さからか緊張からか、小刻みに震えた筆跡で書かれる日記)


今日は朝からの吹雪だった。
最高だね。ちっとも洗濯物が片付かない。

やることもなく、販売所で刀剣類の整備をしていると、師匠が来た。
見慣れない傘を持っていたから聞いてみると、ギガトール神父さんから借りたらしい。
神父さんの話は、何度か師匠にしてある。
デカイだとか、変わってるだとか、優しい人だとか。
夢魔退治の話なんかも、してる。
実際俺の言った通りだったと、面白そうに笑っていた。

何の話をしたのかはあまり話してはくれなかった。
師匠は時々、俺に話してくれないことがある。
俺が未熟だからなのか?
ただ、神父さんの背中に張り付いていた青年の話と、傭兵の女性のは聞かせてくれた。

………。
何だろ、傭兵は知らないが、青年ってのは知ってる人の気がする。


その後、常連さんの対応を師匠がした。
また何かを買うらしい。嬉しいが、相手の財力に驚かずには居られない。
安物でも十万単位だ。ホイホイ買えるとか意味が分からん。



......
その後、店を閉じた後のことだ。
師匠が俺に一振りの小振りなサーベルを渡してきた。
朱塗り鞘に真鍮の護拳、鮫皮巻の柄、銀無垢のハバキ。
そして何よりサーベルなのに存在する、ゆったりと波打つような刃紋。

…………。

俺はこれを知っている。
10本の傑作……十傑作の内の一振りだ。
号「九本切り」。
差し出して一言、「皆様の役に立て」と。


嬉しい以前に物凄いプレッシャー……。
これからはこれで訓練することになるのか。
情けないが少し震える。



今日はもう寝よう。寝れるか分からないが。

・出会い
(カウダ)(ギガトール)(ロマリア)
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